おはようございます!KDです。
みなさん、2020NBAドラフトはご覧になりましたか?
今年のドラフトは誰が指名されるのかが、全くわからないドラフトで、誰が活躍するのかが読みづらいドラフトになりましたね。ただでさえ、コロナウィルスによるシーズン中止の影響によって、NCAAではマーチマッドネスを開催することができなくなったことによって、有力選手の評価と将来が未知数なところがあるのではないでしょうか。
さて、ドラフト直前にもあるトレードが敢行されましたね。
https://twitter.com/theScore/status/1329189476715941888?s=20
ホーフォードがサンダーの移籍が決まりましたね。サンダーは再びドラフト指名権を獲得したことによって、さらに将来が期待されるチームとなりました。どこまで策士なのか・・・
さて、今日はサンダーが絡んだトレードによってレイカーズに移籍することが決まったデニス・シュルーダーのトレードにみるレイカーズの狙いについて考察していきたいと思います。
デニス・シュルーダー獲得によるレイカーズの今後について考察
レイカーズは11月16日のトレードでダニー・グリーンとドラフト28位指名権をサンダーに放出して、サンダーからデニス・シュルーダーを獲得しました。
The Lakers and Thunder have agreed in principle on a trade to send Dennis Schroder to LA. pic.twitter.com/4OIvqGfOp0
— NBA TV (@NBATV) November 15, 2020
これによって、今シーズンは6thマン賞を次点の票数だったシュルーダーをレイカーズはどのように起用していくかが非常に興味深い点ではありますが、個人的な主観ではシュルーダーを主にベンチの起爆剤として起用していくと思います。
しかし、シュルーダー獲得の狙いはポストレブロン時代の布石になるのではないかと考察しています。
トレードの狙い① ベテラン選手が多い布陣からの若返りを図る第一歩
シュルーダーの獲得によって、若返ったことも事実です。それと同時にスピードと得点力を兼ね備えたシュルーダーの存在は、レイカーズの現在のバスケットスタイルであるトランジションオフェンスにフィットするでしょう。
33歳のグリーンを放出しての獲得であったので、レブロンのいるチームは総じてベテランチームで構成されることが多かった中で、若くてこれから全盛期を迎えるシュルーダーの獲得は今後アンソニー・デイビスの時代に移り変わっていく中での布石になるのではないでしょうか。
トレードの狙い② 現有戦力の維持ができないことを悟った早めの策に出たのではないか
オフのレイカーズの課題として、優勝に貢献したベテラン選手の多くがFAになったと言うことでしょう。
- レイジョン・ロンド
- ケンティビアス・コードウェル・ポープ
- エイブリー・ブラッドリー
- ドワイト・ハワード
- ジャベール・マギー(プレーヤーオプション)
上記の選手全員との再契約は、もしかしたらできないとレイカーズは判断したのかもしれません。プレーオフの活躍によって、株をあげたロンドとKCP、そしてハワードに関しては、サラリーが高騰することが予想されるため、もしかすると慰留が難しい状況です。
その中でシュルーダーをトレードで獲得したのは、ロンドやブラッドリーといったガードのベテラン陣の流出の穴を防ぐためにも獲得したものであると見られています。
Report: Rajon Rondo to be pursued by Clippers and Hawks after declining player option with Lakers https://t.co/lep0UuoJCG
— NBA Central (@TheNBACentral) November 16, 2020
Report: Avery Bradley expected to decline player option with Lakers and test free agency https://t.co/UJjKLA0DqE
— NBA Central (@TheNBACentral) November 16, 2020
KCPとマギーに関して、再契約を希望しているとのことなので、レイカーズはインサイドの強化をオフシーズンでどう行っていくのかを注目して見ていきたいですね。
トレードの狙い③ レブロンとADに依存しないオフェンスの核の獲得
今シーズンのレイカーズはレブロンとADにオフェンスが依存してしまったことによって、ハーフコートでのセットオフェンスに課題を抱えたチームとなりました。
今回のシュルーダーのトレードは、レブロンとADの2大スターの負担の軽減と新たな得点機会の創出が狙いであると見ています。
レイカーズの期待としては、カイル・クズマが3人目のスターとして活躍することでしたが、怪我で出遅れたことによって満足なシーズンを送ることができませんでした。
そのため、シュルーダーの獲得はレイカーズの第3オプションの獲得とベンチの得点機会の強化も見越したトレードではないでしょうか。
また、今シーズンのレイカーズはレブロンとADにオフェンスが依存していたとはいえ、ベンチの得点ではレギュラーシーズン6位の38.1点を残していました。
来シーズンは、シュルーダーとクズマでベンチからの起爆剤としてレイカーズの連覇に貢献できるのかが期待ですね。
結論
ズバリ今回のレイカーズのトレードの狙いは連覇と今後強豪チームを維持するための体制を目論んだものであると考えます。
今後3〜5年はチームの主軸として活躍が見込めるシュルーダーの存在は今後全盛期を迎えて、更なるアンストッパブルな存在になるであろうアンソニー・デイビスとピークの期間が被ると言うことも考えると非常にプラスな要素ではないでしょうか。
レブロンの稼働期間が残り少なくなってきている中で、ADを中心としたレイカーズ新体制も同時に作っていくためにもシュルーダーの獲得はポストレブロン時代の一つの布石になるのかもしれません。
コメントを残す